未経験で海外転職する方法!経験談で転職計画から移住まで教えます

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自身の海外転職経験を語っています@mimiusa63です。

筆者が海外転職をしたのが35歳です。

正確には35歳10ヶ月時点です。

海外転職は未経験で、旅行ですら訪問したことのない国の企業に転職&移住しました。

海外転職での国探しから面接、内定、移住まで海外転職する方法を体験談をとおしてお伝えします。

未経験からの海外転職を実現したい方の背中を押せれば幸いです。

海外転職を決意するまで

実は、海外転職のための仕事探し自体には大して時間がかかりません。

海外転職する方法を体験談付きで

写真はフィリピン、ボホールにて

仕事探し以前の「海外転職をするかどうかで迷う時期」のほうが数倍長い!

海外転職の準備期間は6ヶ月くらいでしたが、それ以前に「35歳でチャレンジしちゃって大丈夫かな」とさすがに不安になり、迷っていた時期というものが1年あります。

結局、最後は「えいやっ!海外転職やってやれ」という勢いです。

そのときの一連の行動の実録がどなたかの背中を押すのに役立てば良いと思い、ここに記します。

海外転職までの流れ

海外転職から出発までの時系列はこのようなものでした。

35歳時点 某国内メーカーにて正社員の編集者として勤務中

35歳の春先 オンライン面接 + 国内の事業所にて面接受験

35歳の春 内定。国内の勤務中の会社に退職願提出。

35歳夏 引き継ぎ&退職

35歳晩夏 渡比

35歳秋 勤務開始

筆者は、日本国内での転職経験もありますが、海外転職の準備期間6ヶ月というのは、国内での転職の準備期間とほぼ同じです。

むしろ採用プロセス自体は、海外転職の方がスピーディーでしたね。

海外転職の方法とアクション

海外転職の実現方法は次のとおりです。

海外転職する方法!実際にやったこと

実際に私が行った準備とそのときの、情緒の面の動きを記します。

27歳時点 某国内メーカーにて正社員の編集者として勤務

プライベートでは旅行と英語学習に急にのめり込み。

新卒時点では295点ほどたったTOEICがこの時点で600点台くらいになったと思います。

「海外で働いたらどんななのかなー」と漠然と考えはじめたのがこの頃。

35歳時点 引き続き某国内メーカーにて勤務

「やっぱり、人生で一度海外で働いてみたい」と思いたったものの「なぜに今?今後どうする?」と引き止める自分との葛藤の時期。

とりあえずリサーチするかとGoogleで調べまくるうちに「すっかりその気に」!

当初、”場所が単に好きだった”という理由で「NYで働くが実現するか」を調査。

就労ビザも市民権もない状態だと「よっぽどのスーパー人材」もしくは「ビザを支給してやるから劣悪な環境で働けという足元を見ている求人」しかないと結論。米国は早々に諦めました。

同様の理由でヨーロッパ/カナダ/オーストラリアあたりも候補から除外。

次に、”英語”✕”職歴”✕”生活面で住めるか”✕”ビザが取りやすい”という基準を元に、シンガポール/フィリピン/中国を候補に絞る。

シンガポール1社、フィリピン1社、中国1社に向けて履歴書を送付。

履歴書はネイティブチェックサービスで添削してもらった履歴書を使用しました。私は英語がイマイチというのを自覚していたので、添削してもらいました。

でも、英語に自信がある方でも、第三者の目線でチェック済みの履歴書の方が「より自信を持って出せる」ので、チェックしてもらったほうが良いです。

履歴書と通常のビジネス文書はかなり書き方が違います。「こなれ感」が出るので第3者の指摘は大切と思いました。

英文履歴書の書き方については、以下の記事で紹介しています。

35歳の春先 Skype面接 + 国内の事業所にて面接

中国1社は上海の日本人オーナーさんとSkypeで面接。スーツを着て臨んだが音声がイマイチだったため、音声のみの面接となりました。

筆者は中国語を一言も話せない上、その企業さんの求人は職歴面で若干ズレるかなと思いつつ受験したにも関わらず「全然問題なーし」とか言うのです。

全然問題なーし。中国語も来ちゃえばなんとでもなりマース。

同僚となる中国人とも直接コミュニケーションが取れない上に、関連する職歴もなしでは、大丈夫なわけはありませんよね。

あまりにも問題なーしを連発するので逆に「どれだけ人が集まらない企業なのか」と不安になり辞退しました。

次にフィリピン1社のマニラ拠点の日本人マネージャーと東京の事務所でビデオ面接。後に私の上司となった方です。

もうひとりも同席してくださって2対1の面接だったため、1人より2人とお話させていただくほうが信憑性があり、安心できました。

午後引き続きで東京の事務所勤務の日本人の方と対面での面接。この対面面接は業務というよりは世間話を通じて人となりを見る目的で実施されたものであろうと判断しました。

シンガポール1社さんは職歴面で少々ズレがあったこともあり、面接は受験しませんでした。

35歳の春 フィリピン企業内定。現職の会社に退職願提出。

内定通知はメールでいただきましたが「本当にこれは内定通知なのか?」と若干思いつつ、転職を決定。具体的な移住へ向け準備開始。

入社の意思を伝える前に、3連休を利用して渡比。”生活面”をやっぱり現地確認したかったのです。

飛行機チケットとホテルと現地での移動用車だけを手配して、2泊の弾丸訪問で、入社予定の社屋を見て、観光地ではない地域をぶらぶらとしてみました。

マニラに二泊三日し、「まあ、なんとかなるだろう」という感触を得て帰国。

翌日、意を決して現職の会社の上司に退職の旨伝達。
そして、入社する企業に入社の意思連絡をしました。

35歳夏 引き継ぎ&退職

国内では一度転職経験があったもので、引き継ぎ&退職部分のプロセスは「パパっと無難に」実行できました。

日頃悪いことをしていない方々なら、立つ鳥跡を濁さずだけ注意すれば大丈夫です。

35歳晩夏 渡比

元々家財道具は少ない私ですので、CDやら売れるものは全部売り払って断捨離。送る荷物は2m✕2mの箱1つ分でした。

とにかく海を渡る輸送はお金がかかるし、行った先で実際すべて調達できたので送る荷物は最小限に。

フィリピンの場合、バリックバヤンか海外引越サービスか比較して安い方にすれば良いです。私は荷物1個口で送りたかったので引っ越しサービスの方にしました。

35歳秋 勤務開始

まず銀行口座を作ろうとしたらIDが必要と言われ、IDを作ろうとしたら別のIDが必要と言われ、結局自力では開設できませんでした。

日本で取得していった国際免許証もIDのひとつにはなりましたが、複数ID必要なので結局あんまり意味なかったです。

やはり現地企業の後ろ盾はありがたく、入社後、人事の力を借りて給与口座として開設できました。

どこの国でもそうだと思いますがフィリピンにも「日本人コミュニティ」というものがあり、正直、日本人だけとつるんで生活することも可能です。

私はせっかくだから英語もできるようになってやろうと、そして文化を吸収しようと、日本人コミュニティにはあまり近づかないように心がけていました。

近づかないようにしていても、日本人はもちろん少数派なのでお食事などにお声をかけていただいて、日本人同士ならではの会話に華を咲かせる機会もありました。ありがたかったです。

英語漬けになれるのはTOEIC的にも良いのか、875点まで上げることができました。

40歳 退職&帰国

フィリピン生活も仕事も非常に楽しかったです。

今思えばなぜに帰国したのか明確な理由が自分でも分からなくなっているのですが、今現時点、家族と共に幸せに過ごせており、結論としてはどの判断も正解だったと言い切れます。

まとめ 海外転職を終えて

海外転職の実現方法と体験談を共有しました。

終えて帰国してはじめて海外就職の良さも日本の生活の良さも両方、本当の意味で理解できたなと思います。

楽しかった海外転職ですが、注意点というものはあることだけお知らせしておかねばなりません。

企業・仕事探しの段階ですぐ採用通知が来る会社は避けたほうが無難です。

以下の記事にまとめましたのでよろしければ合わせてご参照くださいね。

いずれにしても、やっぱり「えいやっ」と海外転職してみて本当に良かったし、またその後帰国したことも良い判断だったと思えます。

PR 海外転職したいが英語が話せない場合

私はオンライン英会話「レアジョブ」で、移住前に集中してレッスンを受けました。

レアジョブには今もお世話になっていて生徒を続けています。

フィリピン移住にあたり先生がフィリピン人であるので、文化についても教えてもらえたので、本当に心強かったです。

「日本米は手に入るのか」とか「電話はどこで契約したら良いのか」とか、英語とは直接関係なさそうで実は海外転職には相当重要な、そんなアドバイスももらえて助かりました。

以下の公式サイトでは無料体験レッスンを申し込めますが、体験レッスンは1回ではなく2回あり、講師や内容も実レッスンと全く同じなのでおすすめです。

実際筆者も無料体験レッスンを経てレアジョブ英会話をはじめています。

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