英語できない人が海外転職したときにやったこと6つ

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ミミウサ

英語は苦手です。
でも、海外転職して海外移住したいです。
英語が苦手な人で実際に海外転職した人はどんなことやったの?

海外転職、すなわち海外で働こうとすると、流石に英語(または現地語)は避けられません。

フィリピンへ海外転職した筆者の、移住当時の英語力はTOEICだと710点。

それもTOEIC専門英語学校に行って無理やり上げた点数なので、しゃべる方はまったくできませんでした。

そんな筆者が、海外転職活動時に英語対策としてやったことを共有しますね。

これから頑張ればなんとかなる程度まで英語力を上げる

採用活動に現地のネイティブ社員もからんでいる場合は、英文の履歴書を作成します。

筆者も含め、英語力に欠けながらも海外転職を考える方は「履歴書の英語力欄は何を書こう・・書けることがない・・」というところで、足が一旦止まってしまうのです。

そもそも、自ら海外で働きたいなんて日本人は「私、英語が得意なの!フフフ」って方ばかりなので、英語が苦手な人が英語力で勝とうなんて何十年あっても足りません。

ただ、「これから必死に英語を勉強すればなんとかなる」ということだけを証明すればよいのです。

見込みはありそうだと思ってもらえるギリギリの英語力はあることだけ示せれば良いのです。

履歴書に書きやすいのはTOEICの点数などです。

ただ、海外ではTOEICはメジャーではないのでTOEFLや英語関係の資格の有無でも良いかと思います。

ただ、TOEFLはTOEICに比べてかなり難しいのですよね・・汗

筆者は「これからTOEFLの勉強するとか無理」と早々に諦め、これまで何回か受験したことのあったTOEICの点数を上げることに注力することにしました。

結果、TOEICを710点まで上げるのが精一杯でしたが、それでも710点なら「まあこれから頑張って英語を勉強すればなんとかついていけそうな感じだよね」という風に思ってもらえる点数じゃないかな?と考え、履歴書の英語力欄にTOEIC710点と記入しました。

英文履歴書はネイティブチェックに出す

面接用に英文履歴書を出しますが、ネイティブチェックに出しました。

「英語力ないのにネイティブチェックした質の良い履歴書だと、自分で書いたものじゃないとバレてまずいのでは?」

と筆者も迷いました。

結果として、ネイティブチェックに出していることがバレてもいいのです

むしろ「他の人の手を借りてでも、結果として提出物の質を高めることができる」という方がプラスに働くようです。

これから英文履歴書を作る方にも、ネイティブチェックはおすすめします。

なお、英文履歴書の作り方については、以下の記事にまとめています。
ご興味のある方は参考にしていただけると幸いです。

英語面接用のカンペを作る

現地のネイティブマネージャーと面接するのに、言いたいことだけをあらかじめまとめたカンペを作りました。

A4サイズの紙に大きな字で自己紹介や志望動機のサマリーが書いてあるという。

自己紹介の紙、志望動機の紙というように1枚に1トピック。

もちろん聞かれたらしゃべるのですが、伝わっていないという前提で相手が「?」という顔をしたら紙を見せようという趣旨です。

見せているのでカンペじゃないですね。

でも、聴覚で聞くよりも視覚で見たほうが伝わりやすいのは、日本語でも英語でも同じです。

結局、カンペを準備していったものの、聞かれた質問は準備したものと全く異なる質問ばかりで、カンペは使わなかったのですよ。

それでも、脳内で情報を英語で整理するのに役立ちましたよ。

あと、自分が喋った単語が発音が悪かったなどが理由で、伝わってなさそうなときにその場でササッと文字で書けるように、白いA4の紙とマジックペンを持参しました。

マジックペンも使う状況がなかったのですが、これだけ準備していったという心の余裕を持つのに役立ちました。

しゃべらなくても伝わるポートフォリオを作る

英語力がないのに現地の方との面接をしようというのだから、しゃべる代わりに別の方法で自分を伝えようと思い立ちました。

これもA4用紙が登場しますが、これまでやってきたプロジェクトや成果など、図やフローチャートで書いたポートフォリオ的なものを作成しました。

ポイントは2メートル先から見てもなんとなく分かる程度に、超要点だけを書いた図にすることです。

英語面接でも日本語面接でも、面接官は全く見知らぬ相手の見知らぬプロジェクトについてその場で話を聞くわけですからね。

なんとなーく伝わる程度の図が良いです。

実際見せたら「I see」とか言ってました。

図には矢印とタイトルくらいしか入れてないのでI seeなわけないのですが。笑

それでも、筆者のおかしな発音での説明を聞くよりも、図で目で見たほうが分かりやすかったのは間違いないと思いましたよ。

意気込みと熱意を見せる

上記でご紹介した、英語力のなさをカバーする対策を実行すれば、熱意は自ずと伝わるはずですが、海外転職にかける意気込みを伝え続けるのは非常に大切です。

どうしても!

という押しを最後まで訴え続けたら効果的だったと感じました。

日本人って控えめでしょう?

すこし厚かましいくらいがちょうど良かったです。

嘘つかない

英語力がないためネイティブチェックを利用するなどは良いのですが、TOEIC950点ですとか嘘つきは絶対いけません。

人が成功させた海外とのプロジェクトをさも自分がやったことのように語ったりするのもダメです。

ウソはバレます!

英語力が不足していると英語のことばかりを考えてしまいがちですが、日本語でいうところの”人となりを見る”って世界共通です。

あなたがこれまで一生懸命に取り組んできたプロジェクトの成果は、たどたどしい英語でもきっと伝わります。

まとめ

「英語が苦手だが実際に海外転職した人はどんなことやったの?」という疑問に対し、英語不得意な筆者が海外転職したときにやったことを共有しました。

海外転職後、日本に帰国したとしても、海外移住と海外就労はプライスレスな経験でした。

もしも、あなたが海外転職にチャレンジしたいけど二の足を踏んでいるのなら、「とりあえずチャレンジはしてみたら?」とおすすめしたいです。

海外転職に成功も失敗もないのですから。

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