留学や編入に興味あり。
フィリピン国内の大学とかどうかな?
様子が分からないので知りたいな。
フィリピン語と英語の両方が公用語であるフィリピン。
日本からも距離的に近い国ながら英語で全ての授業が行われる、フィリピンの大学には興味がある方も多いでしょう。
筆者は仕事でフィリピンに在住していたことがあり、たまたまフィリピンの大学に潜入するという機会がありました。
そこで見たフィリピンの大学生たちの様子を共有したく、記事にしました。
フィリピンはマニラの大学「マプア工業大学」について
フィリピンで日本人同士でフィリピンの大学について語るとき「日本で言うところの東京工業大学くらいに相当する」と紹介されることの多い「マプア工業大学(Mapua Institute of Technology)」。
東工大は国立ですがマプアは私立です。
公式HP:Mapúa University
マプア工業大学の場所
マプア工業大学の場所は、フィリピンはマニラの歴史と政治の中心にあります。
マニラ大聖堂やサンオウガスチン教会などマニラが誇る世界遺産のひしめくイントラムロスにほど近い場所です。
Mapúa University Manila
658 Muralla St, Intramuros, Manila, 1002 Metro Manila, Philippines
フィリピンの大学に潜入することになったきっかけ
私は仕事でフィリピンに在住していたのでフィリピンで学校に行ったわけではないです。
私と同じコンドミニアム(日本のアパートないしはマンション)に同世代のフィリピン人女性リサさんが住んでましてプールでよく会うので親しくなりました。
※プールでよく会う=フィリピンのホテルやコンドミニアムにはプールがついていることが多いです。一年中プール日和ですからね。
フィリピン旅行に行く際は水着をお忘れなく!
リサさんはマプア工業大学で「Multi-national communication(国際コミュニケーション学)」という科目の授業の非常勤講師をしています。
日本から来て企業に勤めている私にこれまでの経験や感想など、授業の中でちょっと話に来てもらえないかと依頼があったのです。
私のコミュニケーション能力はさておき、講師のリサさんとしては国際コミュニケーション学を教える手前、理屈ばかりでなくサンプルとなる実際の人物を生徒に見せる必要があったのでしょう。
このような経緯で筆者はマプア工業大学でプチ講話を披露することとなりました。
あ、リサさんからお金とかもらってないですよ。夜ご飯はおごってもらいましたが!
フィリピンはマニラの大学構内の様子
いよいよマプア工業大学構内に入ります。
大学の門は誰でも入って良いことにはなってなくて、ちゃんとセキュリティチェックがあります。
フィリピンだと大学以外も、ショッピングモールや各種ビルには必ずセキュリティガードが立っています。
かばんを開けて中身をサッと見せるという、フィリピンではお決まりのセキュリティチェックを済ませます。
中にはいりますと・・
こちらはカフェテリアか学食的な場所ですね。
壁に沿って並んでいるのがスナックや軽食を売っているベンダーです。
日本とほぼ一緒ですね。
そして、教室棟に移動します。
こちらは教室棟の廊下で、授業と授業の時間の間です。
見てください!
こちらは次の授業時間を待つ学生さんですが、ゲームしてるんじゃないですよ!笑
皆、勉強しているんです!
だから大学構内は休み時間でも結構静かです。
講義中は質問が飛び交うフィリピンの大学の授業
そして、友人のリサさんが講師を務める、Multi-national communication(国際コミュニケーション学)の講義のゲストとして、筆者は40分くらい学生さんたちに向かって話をさせてもらいました。
自己紹介からなぜフィリピンに来たのか、仕事におけるコミュニケーションで困ったことなどツラツラとお話しました。
筆者、現在もレアジョブ英会話さんで英会話レッスンしているくらいなので、英語はうまくないのです。
そんな筆者の話を、マプア大の学生さんたちは本当に熱心に聞いてくださり、「では質問をどうぞ」のコーナーは全員が質問をするという!
促されたわけではないのに!
そして、講義の後もメールで質問があって「将来は海外で働きたい」という夢を語ってくれました。
その夢、是非叶えてもらいたい!
マプア工業大学(Mapua Institute of Technology)説明動画
マプア工業大学の公式動画がありましたので貼り付けておきます。
英語学習、特に発音の練習に興味のある方はフィリピンの英語はあまり聞く機会がないはずなので、興味深いかと。
1分程度で短く、後半に英語で解説が入っています。
きれいな英語ですがちょっとしたアクセントで、一聴してフィリピンの方の英語だというのは分かるのですが、どこがどう判断ポイントかと問われると説明が難しいです。
若干、後ろの音節、第二・第三音節に強いアクセントがある英語に聞こえるでしょう?
タガログ語が、第一音節ではなく第二・第三音節にアクセントが来る単語が多いからかもしれません。
タイトルのThe Wall(壁)というのは、マプア工業大学が隣接するイントラムロスを囲む「壁」のことを指しています。
16世紀にスペイン人たちによって建てられた首都マニラの最古の地区イントラムロス。
イントラムロスの壁が動画でこんな風にアレンジされるなんて!と私としては面白ポイントだったりします。
フィリピンの大学生には授業をサボるという思考自体がない
フィリピンの大学のひとつ、マプア工業大学(Mapua Institute of Technology)について紹介しました。
フィリピンの大学生には授業をサボるという思考自体がないようです。
だって、日本のように誰でも大学に行ける訳ではないのですもの!
大学に行くからには、本気の勉強ですよ。
もし、今、筆者が大学受験をする立場にあったなら、迷いなくフィリピンの大学に願書を書いてます。
日本の学生にとって「フィリピンの大学を選択する」というのは将来にとってもプラスであることは間違いないだろうと、フィリピンで働いていた私はそう思います。
マプア工業大学のみなさんとパチリ