【転職エージェント内定辞退の体験談】カメラで監視する変な会社の面接試験の話

転職サイトとエージェント
この記事は約7分で読めます。

 

業務成績は中間か中の下の普通の人です。
転職するなら転職エージェントを使うと良いと聞いたけど、
転職エージェントの紹介で内定もらった人の話聞いてみたいな。
怪しい会社とか紹介されないよね?
内定は辞退できるの?

 

この記事は、このような「自ら優秀人材と名乗るのははばかられる普通の人」の転職活動のお役に立ちたいと思い書いています。

同じく普通の人である筆者は、国内企業で3社(転職2回)、海外転職1回を経験しました。

はじめての転職活動で、筆者の身に起こった”転職エージェントから紹介を受けて受験したところ、監視カメラで受験者をモニタリングする変な会社に遭遇、内定&内定辞退した話”を共有します。

転職エージェントと転職サイトの違い

はじめての転職活動をしたとき、筆者は27歳でした。

そもそも、”転職エージェント”と”転職サイト”とは異なるものなのです。

超基本的なことではないかと思われるかもしれませんが、当時の筆者は違いを知りませんでした

”転職エージェント”と”転職サイト”のしくみの違いは次のとおりです。

転職エージェントのしくみ

自分の担当カウンセラーが付いてくれます。
そして、カウンセラーが自分の職歴にマッチした企業を紹介してくれます。

  1. エージェントのカウンセラーからめぼしい企業の求人情報が届く
  2. 転職希望者が企業に試験を受けに行く
  3. 企業が内定と判断したら企業がエージェントに内定連絡をする
  4. エージェントから転職希望社者に内定連絡が行く
  5. 企業がエージェントに仲介料と手数料を支払う

転職エージェントの儲けは内定時の成功報酬 ← 高額

転職サイトのしくみ

担当カウンセラーは基本的に付きません。
自分で自分にマッチした企業をサイト上で探して応募するスタイルです。

  1. 人を探している企業が広告掲載料を転職サイトに支払う
  2. 転職希望者は、めぼしい企業の求人情報を転職サイト上で見つける
  3. 転職希望者が企業に試験を受けに行く
  4. 企業が内定と判断したら企業が転職希望者に内定連絡をする

転職サイトの儲けはサイトへの広告掲載料 ←安価だが、カウンセラーの人件費がかかっていない

転職サイトでもカウンセラーが付くエージェントサービスを併用しているサイトもあります。

転職エージェントに登録する方法

転職エージェントは、本記事の対象読者である”業務成績は普通の人”にはあまりおすすめしていないので、どのエージェントが良いのかという情報は割愛します。

一方、私は、転職エージェントと転職サイトの違いを知らなかったがために、いきなり転職エージェントに登録しました。

転職エージェントの登録方法を体験談として共有しますね。

  1. 転職エージェントのサイトからエージェントを選ぶ
  2. 無料登録フォームなどが付いているので記入しておくと、担当カウンセラーから連絡が入る
  3. 担当カウンセラーと一対一で、職歴や希望職種などのヒアリングを受ける
    ヒアリングはまずはメールベースで、エージェントまで出向ける距離であれば面談。
    私の場合は、都内のエージェントオフィスで担当カウンセラーに会い、面談をしました。
  4. 面談後、しばらくするとカウンセラーから「こんな求人がありますがどうですか」という打診が来る
  5. 求人に興味があれば面接試験を受ける旨、カウンセラーに連絡する
  6. 転職エージェントのカウンセラーと試験日の日程調整
  7. 試験日に(人材を欲している)各企業へ出向き面接試験を受ける
  8. 転職エージェントから合否連絡が来る

 

このようにして某エージェントが私に紹介してくれたのが、東京都品川区にあるS社です。

このちょっと変わった会社S社での「面接試験&合否連絡」の体験は次のとおりです。

変な会社の転職試験の体験談

その変な会社S社の転職試験の内容は次のタイムスケジュールでした。

その日に試験を受験していたのは私だけでした。

変な会社の試験のタイムスケジュール

10:00AM S社に集合

10:05AM~ 人事担当と概要説明受ける

10:20AM~ 謎の待ち時間1(休憩時間だが部屋を出てはいけない)

10:40AM~ 制作試験(テキストデータとAdobeソフト一式インストール済みPCを渡され、4時間以内で、4ページ分のコンテンツを執筆&レイアウトデザインするというもの。途中、昼食休憩に出ても良い)

14:20PM~ 制作部マネージャー他2名と面接試験

15:20PM~ 謎の待ち時間2(トイレ休憩しても良い)

16:00PM~ 社長面談

休憩時間を遠隔カメラで監視

「10:20AM~ 謎の待ち時間1(休憩時間だが部屋を出てはいけない)」で行われていたこと。

休憩時間をどのように過ごしているかを遠隔カメラで室外からモニタリングされていました

謎の待ち時間の直前、人事の人が「これ会社案内です」と冊子を置いて部屋の外に出ていきました。
部屋の中には私一人です。

謎の待ち時間の直後にその人事の人が言いました。

「会社案内をよくお読みいただいていましたね・・」

確かに読みましたけど

????
なんで読んだの知ってるの??

と不審に思い、机を見るとケーブルなどを束ねて入れられるようになっているくぼみの部分にカメラが仕込んであり、こっちに向いてるのが見えました。

会社への関心度を測るために、会社案内を手に取るかこっそりモニタリングしていたのでしょう。

怖すぎです!!!

転職エージェントを通さずに内定通知が出た

「16:00PM~ 社長面談」で社長室に入りました。

1日ですべての採用プロセスが完了するなんて早いなと思いつつ入室しますと・・

社長室は私が1日試験を受けていた会議室の隣の部屋で、間には窓もないのになぜかカーテンがかかっており、カーテンの隙間から・・

会議室の中身が丸見え!!!

会議室からは社長室は見えません。

マジックミラーになっていたのですね~!
マジックミラーとか付けてあっても怪しくはないですが、怖すぎですよね。

社長が言いました。

「先程の制作部長面談で、●●と言ってましたけど・・」

あ、ミラー越しに見えるだけでなく隠しマイクも完備なんですね。怖すぎます。

社長が続けました。

「内定出します。
明日雇用契約書にサインしもう一度来社していただけますか」

??????
これ絶対だめです。

転職エージェントは仲介料で運営されているのですから、エージェントを通して内定を出さないと

すなわち、企業と雇用契約書に先にサインはさせるが、エージェントには「不採用」と連絡をし成功報酬を払わないつもりだったのでしょう。

流石に怪しすぎてお断りを入れ辞退しました。

転職エージェントを介した転職活動からの反省

転職エージェントのカウンセラーが一番最初のヒアリング面談のときに言いました。

「1件成功報酬が決まると100万円近く動くんです。」

そのカウンセラーの人もカウンセラーとしては駆け出しということだったので、成功報酬の値段という機密情報をポロッと話してしまったのでしょう。

100万という金額を各企業も支払いたくないのは分かりますね。

だからといって成功報酬を払わずにエージェントから仲介だけしてもらおうという企業はダメです。

転職エージェントを介すると高額が動く分、トラブルも発生しがちかもしれないというのが転職エージェント利用からの学びでした。

普通の人はエージェントの前に転職サイトの方へ登録しましょう

転職エージェント経由の会社を辞退した後は、そのエージェントへは連絡をしていません。

私のようなごく普通の社員の方は、はじめの一歩としてカウンセラーの人件費がからむことのない転職サイトの方へ登録しておくことをおすすめします。

転職サイトの方を利用する転職活動では、自らで求人を検索し、自らその企業は応募に値するのかしないのかを判断します。

まずは、転職サイトで自分で探したほうが気が楽な部分もありますよね。

転職エージェントを使うかの判断は、転職活動がある程度進行してからで遅くないです。

私の場合、変な会社S社の試験の直後、転職サイトに4つほど登録して、そのうちの1つリクナビNEXT経由で見つけた企業に実際に転職を果たしています

特に転職サイト経由の転職活動だと自ら求人を検索するので、求人の母数が多いに越したことはありません。

リクナビNEXTは海外求人も掲載しているので、その後の海外転職の際もリクナビNEXT上のレジュメを更新して、情報収集に使わせてもらった経緯があります。

転職を考えている方は、とりあえずは登録しておいた方が良い王道転職サイトですので、のぞいてみてくださいね。

まとめ 「転職エージェントも良いがまずは転職サイト利用が先」

転職エージェントの紹介で変な会社から内定をもらった話、体験談をお送りしました。

私の国内転職・海外転職経験から、まずは転職サイトへ登録、その後必要に応じて転職エージェントを利用という流れがベストと判断しています。

回り道をしたとしても、最後は自分にガッチリ合った職場と出会えるよう頑張ってくださいね!

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