特別養子縁組した男の子を養育中の筆者です。
普段テレビをほぼ見ない私でも「アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット」にはたくさんの養子がいることは存じてます。
彼らの養子には、カンボジアから男の子マドックス君、ベトナムからパックス君、そして、エチオピアから女の子ザハラ・マーレーちゃんがいるのですね。
日本でも国際養子縁組は行われていますが、米国の養子縁組事情についてはどうなのかなと思いまして調べてみました。
学んだことを共有したいと思います。
アフリカからの養子を迎えるには
米国で米国外から子供を迎えて養子縁組する場合、どのような流れで行われるのでしょうか。
例として、ザハラ・マーレーちゃんのアフリカからの養子縁組の場合で見てみます。
米国においてアフリカから養子を迎える方法は次のとおりとされています。
1. 国際養子縁組の代理店(エージェント)を見つける
- エージェントは国際養子縁組認定と維持管理機関(IAAME)、ハーグ条約※の両方の認定を受けている必要がある。
- ※ハーグ条約:児童を人身売買や虐待から保護することを目的とする条約
2. エージェントと契約する
- 婚姻状況・仕事・身体的/精神的健康状態・人間関係・家庭の安全性など、生活にかかわるあらゆる側面を掘り下げた書類を提出
3. 自宅学習(home study)
- 養子縁組について勉強する
- 養子の委託国から承認を得る必要がある場合がある
4. 委託を待つ
- 複数回、現地へ訪問を要求する国もある
5. 書類上手続き
日本では、養子縁組について学ぶ機会は、行政経由でもNPO経由でも研修会があります。
米国‐アフリカ間の養子縁組では「自宅学習」が中心になりますよね。
米国内で認識されている国際養子縁組の問題点
ちなみに、アフリカの国々すべてが国際養子縁組を認めているわけではありません。
実際、2005年以降、アフリカ-米国間での国際養子縁組数は減少しました。
例えば、アフリカから米国への養子縁組数のトップを締めていたエチオピア。
1999年から2017年で、15,630人の子供がエチオピアからアメリカ合衆国に養子として送り出されたようです。
参考:Why Ethiopia Closed Their Doors to International Adoption
2011年に、米国の家族に養子として迎えられた13歳の少女が低体温症で亡くなる
という事件もあり、2018年にエチオピアは詐欺や養子縁組制度の乱用を理由に、
国際養子縁組を全面的に禁止する法律を可決したのだそうです。
2018年って、本当に最近のことですね。
個人的には、国際養子縁組の是非はさておき、赤ちゃんの道中の負荷の方が気になりました。
例えば、ロサンゼルスまでだとして、エチオピア アディスアベバ発ロサンゼルスのフライト時間だけで21時間!
陸路も入れたら丸2日ずっと移動になりそうです。
ちなみに、マーレーちゃんとアンジェリーナ・ジョリーが縁組したのは
2005年とのことなので、この禁止条約以前のことになります。
おわりに
アンジェリーナ・ジョリーの養子、ザハラ・マーレーちゃんはどうやってアメリカにきたのだろうというのが気になって、アフリカ-アメリカ間の養子縁組事情について調べてみました。
ちなみに、米国では、主な養子縁組の方法は、「エージェント経由」、「弁護士経由」、「公的なフォスター・ケア制度経由」、「海外から養子を迎えるケース」の4種類です。
公的なフォスターケア経由を除く、エージェント経由・弁護士経由・海外から養子を迎えるケース(エージェント)では、費用が高額だがあっせん率はほぼ100%とされています。
米国において、”お金と子供”という何かグレーな問題も横たわっているのは間違いなさそうです。




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