現役の保育士です。
子どもが生まれる前、妊婦さんはどれほど動きにくいのかを体験するという「妊婦疑似体験」をしたことがあります。
妊婦さん疑似体験の感想を共有したいと思います。
妊婦疑似体験をすることになったきっかけ
子ども関連の本やら資料などに目を通しつつ整理していました。
その中にこれは!と思うことが書いてありまして。
疑似体験の大切さ(想像でわかる発見)
10キロの米袋(妊婦さんのお腹の大きさ、重さの平均)をお腹にくくりつけて、家の中を歩く。
この疑似体験の意味は、1つは妊婦としての大変さを理解すること。
もう1つは出てきた赤ちゃんを迎える家庭環境を整えられるということ。
とあります。
疑似体験なんて、本物の妊婦の皆様からしたら「そんなんで私の気持ちが分かるか!」というところかとは思います。
とはいえ、妊婦になれないのは仕方がないので、ゴチャゴチャ考えずにとにかくやってみることにしました。
妊婦疑似体験セットの作り方
妊婦体験については、プレパパ教室での妊婦体験の取り組みなどをニュースで見てはいました。
一般にも妊婦体験エプロンや妊婦体験ジャケットなど、専用の道具がいろいろと市販されているようです。
専用の疑似体験セットを揃えたほうがよりリアルな体験ができるはずですが、個人的な感想では、自宅にあるものの組み合わせでも良いから、まずはやってみるべきと思いました。
筆者の場合は、次のような手持ちの材料で手作りしました。
用意するもの
- ウォーターボトル(水10リットルくらい入っている状態のウォーターサーバーのボトル)
- 抱っこ紐
作るというほどのことではありませんが、完成した妊婦体験セットがこちら。
妊婦疑似体験をレビュー
朝9時くらいにこの妊婦さん疑似体験セットを背負いまして。
これが、水が乗っかっているのはお腹で胸には圧迫していないのですが、息苦しいのです。
呼吸が浅くなったような気がしました。
一番困ったなと思ったことが、足元が全く見えないこと!
ちなみに、この記事の絵は手作り妊婦体験セットを背負いながら描いたものです。
妊婦疑似体験 自分の足が見えない
トイレ行きは難易度が高そうなので、まずは簡単そうな洗濯物干しをしようと思いましてね。
斜め下45度より下が見えないので、電車のホームなど、本当に危険だと思いましたよ。
筆者、会社員時代は満員電車で通勤していまして、妊婦さんがいようが押してくるような心ない方も見てきました。
今回、妊婦さんには周りの方の気遣いが本当に必要と痛感しました。
妊婦疑似体験 落ちたものも拾えない
そして、下に落ちたものが拾えません!
しゃがむのは良しとして、立ち上がるときに「よいしょ」としないと立ち上がれませんでした。
トイレに入るのは良いけど、腹が邪魔してドア閉められないですし。
妊婦疑似体験 キーボードまで手が届かない
この記事の絵は手作り妊婦体験セットを背負いながら描きました。
机にタブレットおいても手が届かないので、椅子横向きにして座らないとモノが書けないという。
お腹が前に出た状態というのは、本当に不便なことだらけでした。
まとめ 妊婦疑似体験の感想
3時頃、夕飯の買い物に出るのに水タンクしょったままというのもどうかと思いましたので、疑似体験セットを降ろしました。
体が軽いこと軽いこと。
妊婦体験が意味あるかないかは別議論として、とにかく一度やってみることをおすすめしたいです。
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