
母乳が出なくなってきました!
対処法を調べていますが、情報ソースごとに言っていることが違うようです。
医療機関や行政など公式機関が発行している1次情報だけを知りたいです。
このお悩みは、まさに筆者である私自身の悩みです。
正確には私の場合は「物理的に母乳が出ないので、適切な対処法が知りたい」のです。
母乳が出なくなってきた・出ない場合の対処法を調べていますが、人間の体のことだけに医療機関や行政が発信している公式&一次情報ソースだけを参照したいところですね。
「母乳が出なくなってきた・出ない」ことで悩んでいる皆さんに向けて、公式な情報源だけをあつめました。
なお、医療機関や行政の情報はそのままだと分かりにくい点もありますが、誤解なく情報が伝わるよう私の方で編集は加えていません。
引用というかたちを取りました。
77.8%もの方が授乳について何らかの悩みをかかえている
「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会が公開した、厚生労働省発行「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」。
2019年3月発行のコンテンツであるため出来たてホヤホヤです。
厚生労働省発行「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
授乳について困ったこと
授乳について困ったと回答した者は、77.8%であり、「母乳が足りているかどうかわ
からない」が 40.7%、次いで「母乳が不足ぎみ」は 20.4%、「授乳が大変、負担」が
20.0%であった。生後1か月時の栄養方法別に内容をみると、母乳栄養では「母乳が足りているか分
からない」が 31.2%で最も高く、次いで「人工乳(ミルク)を飲むのをいやがる」が
19.2%、「授乳が大変、負担」が 16.6%の順に高かった。混合栄養では「母乳が足りているかどうかわからない」が 53.8%、次いで「母乳が
不足ぎみ」が 33.6%、「授乳が負担、大変」が 23.7%の順に高かった。人工栄養では「母乳が出ない」が 37.2%、「母乳を飲むのをいやがる」が 23.3%、
「授乳が負担、大変」が 18.6%の順に高かった。
詳細は、「授乳・離乳の支援ガイド」のP8が該当箇所ですのでご興味のある方は是非、この1次ソース、原文の方をご参照いただきたいです。
要点は次のとおりです。
77.8%もの方が授乳について何らかの悩みをかかえていること(逆に言えば悩みがない方は22.2%のみ)
● 授乳の悩みの内容のベスト3
1. 「母乳が足りているかどうかわからない」40.7%
2. 「母乳が不足ぎみ」20.4%
3. 「授乳が大変、負担」20.0%
77.8%が悩みをかかえている一方、人工栄養使用率は減少
情報としては平成27年度と少々古いですが、厚生労働省が「乳幼児栄養調査」を実施しており、結果が公開されています。
ここで非常に興味深いのが「図1 授乳期の栄養方法(1か月、3か月)の推移」のデータです。
人工栄養、すなわち粉ミルクや液体ミルクが進化しているにもかかわらず、人工栄養を使用する人の割合が減少しているのです。
人工栄養使用率は減少の背景
人工栄養を使用する人の割合が減少しているのか?
調査していきますと、背景の一つとして、医療機関と行政による母乳の推進活動があるようです。
日本小児科学会でも「栄養委員会・新生児委員会による母乳推進プロジェクト」が発足しており、調査結果を公開しています。
理想的な母乳育児に近づけるためには,母乳の割合をできるだけ多くすることが望ましい
このように医療機関や行政が母乳の推進をしているために、捉え方によっては「母乳神話」とも取られがちということですね。
まとめ
母乳育児が推進される一方、
決して,母乳以外のものは与えないというような行き過ぎた指導を行うことではなく,また行ってはいけない.
とも発信されているとおり、「母乳が出なくなってきた・出ない」ことで悩んでいる皆さんにおいては、どうぞ母乳育児ができない・完全ではないことで悩みすぎないでいただきたいのです。
PR 母乳が出ずミルクに頼らざるを得ない場合
私のように母乳が出ずミルクに頼らざるを得ない場合、授乳の悩みの内容の第3位「授乳が大変、負担:20.0%」が大きなウェイトを占めます。
我が家では、正直なところ、ウォーターサーバーを設置したことでこの点はだいぶ楽をさせてもらっています。
我が家の完全ミルク育児の体験談を踏まえて、ウォーターサーバーを一般家庭に設置するとどうなのかレビューしていますので、ご興味ある方は次の記事をあわせてご覧いただけると嬉しいです。
コメント