ふらりとAmazonをウロウロしているときに見つけた本。
「SEのホンネ話」(きたみりゅうじ著)のレビュー&感想です。
「SEのホンネ話」に目が止まったきっかけ
私、SEではないですが、いつかはフロントエンド開発の仕事がしたいといつも考えているので、あふれる本の中からこの本が目に止まったのですね。
プログラミングもフロントエンド開発も本やネットで独学で勉強できるけど、実際のプロジェクトを動かす上でのノウハウや、同業でないと通じない業界用語、業界のカラーなどはプログラミングの本からは読めないですよね。
どんな仕事でもそうですが、知識以上に、その業界ならではのしきたりなど知っておくと実際の業務には役立つことも多いですよね。
SE業界でのリアルな出来事の一コマなど、垣間見れるのではないかなと思い、この本を手にしました。
「SEのホンネ話」の内容と感想
業界の方が、ゆるーく、でも社員の自分の言葉で語ったように書かれたエッセイがないかなと探していましたが、この「SEのホンネ話」はそのような意味ではドンピシャでした。
4コマが要所に散りばめられ、寝る前の軽い夜の読書にうってつけ。
布団に横になりながらサラッと読了でした。
会社で徹夜続きで3日風呂に入らないことがザラとか、眠すぎて夜叫び出す人多数とか、まったく恐ろしいことが書かれていますが、SEという人々はプログラミング自体は大好きで、「集中していて気がついたら終電がなくなっていた」という理由が多い印象でした。
私思いましたのは、「SEは職人」にカテゴライズされる人々ですね。
私、現在、「手を動かす奴は、頭の動かせないただの作業者だ。」と言われ続ける会社におりますが、やっぱりそうではないよね。
職人を大切にしたい、大切にして欲しい。
と願いながら読了しました。
「SEのホンネ話」すでにSEの方は読まないほうが良いかも
すでにSEでしかもブラック企業にお勤めのかたは、読まない方が良い本かもしれません。
一方、これは著者の凄さなのかもしれませんが、会社で徹夜続きで3日風呂に入らないなどのエピソードが面白おかしくかつ前向きに捉えて書かれています。
ブラック企業にすでに神経を蝕まれているような方(!)は、「現実はそうじゃないんだ、もっと底辺を書いてくれ!」と余計に気分が悪くなってしまうかもしれません!
以上、「SEのホンネ話」(きたみりゅうじ著)のレビュー&感想でした。
本というよりも漫画を読むくらいでサラッと読む本でした。