子供にはできるだけ自然に触れさせると良いと言いますね。
次のような条件を満たして子供が楽しめる場所を一つご紹介します。
- 都心から1時間以内で行けて、自然が満喫できる場所
- 歩行前の赤ちゃん連れやお年寄りでも無理なく歩行できる、勾配のない場所
- お金のかからない場所
ご紹介するのは、茨城県守谷市の「守谷野鳥の森と守谷城跡」です。
写真たっぷりで内容を紹介していきます。
守谷野鳥の森(守谷野鳥のみち)とは
平成30年11月に開業した「守谷野鳥のみち」。
守谷野鳥のみちは、ボランティアや市内中学生の協力も得て整備されました。
特筆すべきは、野鳥のさえずりを楽しめる素敵な環境です。
- 小中学生、一般市民が協力して作った自然歩道
- 林間と湿地環境が揃いたくさんの野鳥たちが訪れる散策路
木製の自然歩道といってもガタガタした箇所などはなく、自分の足で歩ける方なら安心安全に散歩が楽しめます。
守谷城跡(守谷本城)とは
守谷市内にある指定文化財のひとつが守谷城跡(守谷本城)です。
この城は平将門の居城だったという伝承がありますが、実は相馬氏の城でした。
源頼朝の有力な家人であった千葉常胤の子師常(もろつね)が相馬氏を継ぎ、ここに築城したという説が有力視されていますが、史料がなく断言することはできません。
城は古城沼(守谷沼)に突き出た台地上に築かれ、本郭(ほんかく)を中心に二郭(にかく)、三郭(さんかく)をもって構成されています。
その要害堅固たることは、中世期における城郭としてはまれにみるものです。
筆者は歴史には知見がないため守谷市役所のWebページから説明を引用しましたが、実際に訪れてみると、守谷城跡”公園”としてお堀に囲まれた広大な自然公園の様相でした。
城や目立った石碑が建っている訳でもなく、歴史好きの方にとってはかなりレアなスポットかと思われます。
守谷野鳥の森・守谷城跡(守谷本城)への行き方
守谷野鳥の森・守谷城跡は、茨城県守谷市でつくばエキスプレス守谷駅から車で5分、守谷市役所からも5分ほどの場所にあります。
守谷野鳥の森と守谷城跡公園はつながっており、徒歩で行き来できる距離にあります。
駅や市役所からもほど近いのですが、場所が若干分かりにくいので次に説明します。
守谷野鳥の森と守谷城跡の所在地
守谷野鳥の森と守谷城跡の住所は、守谷市公式HP上でも次のような案内で、”ざっくり”とした説明です。
〒302-0109 茨城県守谷市本町地域内
守谷市本町地内/守谷市立愛宕中学校、守谷市立守谷小学校周辺
地図上では次のとおりです。
守谷野鳥の森と守谷城跡への交通手段
公共交通機関を利用しても車でもどちらでも大差ないです。
公共交通機関を使う場合
- つくばエクスプレス(TX)守谷駅東口から関鉄バス取手西口行で「守谷小学校前」下車5分(市道郷州沼崎線鳥のみちバルコン口)
- 関鉄南守谷駅または守谷駅西口モコバス南守谷Bルート「南守谷駅前」下車7分(野鳥の森愛宕南口)
モコバスというのは守谷コミュニティバスのことです。
車を使う場合
常磐自動車道「谷和原」ICより国道294号線経由で約20分。
筆者は車で行きましたので、車での行き方を詳しく説明しておきます。
ナビで上述の住所で案内してもらえばよいのですが、守谷市立愛宕中学校、守谷市立守谷小学校にまず案内してもらったほうが分かりやすいです。
守谷野鳥の森と守谷城跡はお隣で、鳥のみち駐車場と城址公園駐車場とがありますが、城址公園駐車場にはトイレが併設されているので、そちらの方が便利かもしれません。
守谷城址公園駐車場入り口
守谷城址公園駐車場には4台ほど車が停められるようになっていますが、入り口が分かりにくいので写真を貼っておきます。
駐車場への最後の曲がり角に看板が立っています。
奥の立派な竹林が目印です。
竹林を抜けて数十メートルほどに駐車場が見えてきます。
緑の屋根がトイレです。
案内板が立っています。
ここのトイレは車いす用のトイレがあります。
では、守谷城跡→守谷野鳥の森の順で内部を散策します。
守谷城址で自然散策
守谷城址は本当に静かなところで、駐車場を出てから誰にもすれ違うことはありませんでした。
駐車場を出たところです。
ジャングルのようで周りに誰もいないので、静かですが舗装がされています。
誰にもお会いしないので若干の不安を覚えつつも数百メートル歩いていきます。
守谷野鳥の森の方まで行かなくとも、城址付近も聞いたことのない鳥たちの鳴き声が聞こえてきます。
守谷城址公園の石碑が。
道はあっていたようです。
ゆるい坂を登ります。
坂といってもほとんど平坦かつ落ち葉で覆われていて、逆に小さな子供が歩く練習をするのにちょうど良いくらいだなという感想です。
平坦なところに出ました。
城跡です。
看板がなかったら城址とわからなかったかも・・
建物が立っているわけではなく、草木に覆われた城の跡という景色です。
筆者はお城に関する知識はまるでありませんので、歴史好きな方ならその場に佇むだけで有意義な空間なのかもしれません。
この日、城址には筆者(と筆者の子供)しかいませんでした。
筆者としては、暑い夏場などでも木陰がたくさんで子どもたちが走って遊べる場所に最高!と思いながら散策していました。
こんな高い木も鬱蒼と生えていて、子どもたちは木登りし放題です。
城址を降りて、守谷野鳥の森(守谷野鳥のみち)に向かいます。
守谷野鳥の森(守谷野鳥のみち)で自然の鳥と遊ぶ
城址を降りて守谷野鳥の森(守谷野鳥のみち)の方向へ歩くこと2、3分。
この写真の中央奥に小さく写っていますが、所々に道を示す看板が立っています。
ルートは複数あります。
木製散策路入り口です。
散策路を歩きます。
小鳥のさえずりがすごいです!
右に小さな小川が見えますが、水と森が揃った環境だからなのでしょうね。
地元の小中学生が作ったのでしょうか。
鳥たちの種類の説明が建っています。
看板の土台が”イカリング”の箱なのが手作り感があって最高に良いです。
散策路はこんな感じ。
車椅子やベビーカーで通れなくはないですが、散策路手前は一部土の道なので、ベビーカーは極力持ち込まない方が良いかも。
大きな木のしたにベンチや机が設置されています。
筆者はここで子供のおやつをしました。
もと来た道をもどり駐車場に戻りました。
まとめ
関東圏内、都心近郊で子供が自然の中で遊べる場所「守谷野鳥の森と守谷城跡」を紹介しました。
筆者自身も図書館の隅に貼ってあったポスターで知ったくらいなので、かなりの穴場的スポットのはずです。
都心や近郊の小都市にお住まいの方も、子供が自然と遊ぶ場所として一度訪れてみてくださいね。
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