筆者は独身時代、フィリピンはマニラに在住していたことがあります。
そのときに参加したことがあるのが「フィリピンの婚活パーティ」。
冷やかしで行ったのではなく真面目に参加していましたが、結論から言えば収穫はなし。
それから数年後、筆者は日本国内での婚活パーティーで出会った伴侶と結婚することになります。
フィリピンと日本、両国の婚活パーティというものに参加したことになりますが、今思えば、比較するとお国柄がにじみ出ていて面白いのです。
フィリピンの婚活パーティ日本の婚活パーティと概ね流れは同じですが、フィリピンぽいところもあり、面白かったですよ!
本記事では、フィリピンの婚活パーティーはどのようなものだったか共有しますね。
フィリピンの婚活パーティの種類
日本でも婚活パーティの種類がたくさんあるように、フィリピンでの婚活パーティーにも種類があるような気がします。
- フィリピン人参加者がほぼ100%の、フィリピン人同士のための婚活パーティ
- フィリピン人女性が外国人男性と出会うための婚活パーティ
特に2の「フィリピン人女性が外国人男性と出会うための婚活パーティ」が特徴的ではないでしょうか。
女性はほぼ100%がフィリピン人、男性は外国人男性ばかりのパーティです。
外国人男性、特に欧米人男性はフィリピン人女性から大人気です。
フィリピン人の女性知人でも、欧米人(アメリカ人)と結婚した方2名いますし。
筆者が参加したのは「1.フィリピン人参加者がほぼ100%の、フィリピン人同士のための婚活パーティ」の方です。
フィリピンの婚活パーティの参加方法
参加したい方がいらっしゃるか不明ですが、フィリピンでの婚活パーティの参加方法をお伝えしましょう。
1.「matching party manila」等でGoogle検索してめぼしいイベントを探す
2. Facebookで検索するのもよし
3. イベントページから申し込む
で完了です。
フィリピンで特徴的なのは、オフィシャルサイトがFacebookページだったりすることでしょうか。
フィリピンではFacebookシェアが異常に高いので、穴場的情報はFacebookに転がっていたりします。
このように、婚活パーティーの参加申し込み方法は日本と同じですね。
ちなみに筆者が参加したパーティーは「No More Lonely Sunday Evenings for Filipino Single Professionals!(仕事を持つフィリピン人の独身の皆さんが、日曜日の夜を寂しく過ごすことのないように)」というキャッチコピーの「Date Unlimitedという団体によるイベントでした。
本記事執筆時2019年現在では、公式サイトは閉鎖しており、筆者も団体関係者ではまったくないのですが、怪しいパーティーではまったくなかったので紹介しておきます。
フィリピンの婚活パーティ開始【いきなり食べる】
会場は、マニラのオフィス街のひとつオルティガスという街のオフィスビル「One Cafe and Events Place Incorporated」内のイベントスペースです。
入場と受け付け
スペースに入ります。
入り口にいる係の人に、名前を告げます。
そして、参加料を払います。確か900ペソ(約1940円:昼食込)でした。
お好きな席にどうぞということで促されます。
昼食を食べる
好きな席に座ると、すでに男性2人、女性2人が座っていました。
全員知り合いではないので会話はしていません。
席に座っていると、会場のウェイターがスパゲティとアイスティを運んできてくれます。
で、食べます!
フィリピンでは、飲み会でもまずノンアルコールで食事します。
食べ終わったらアルコールだけ飲むのですね。
今回の婚活パーティはアルコールは一切なしのパーティでしたが、誰かと会話をする前にいきなり食べるのですね。
フィリピンでは、おもてなしの意味でも食べるってすごく重要なんです。
フィリピン人の挨拶のはじめは「What did you eat for your lunch?(昼に何食べた?)」だったりします。「やあ元気?」ではなくて。
「全員が等しくお腹いっぱいな状態が幸せな状態である」という意味でこの挨拶なんですよ。
ということで、婚活パーティでもまず食べまーす。
フィリピンの婚活パーティ【そして会話する】
出席予定者の男性20人女性20人、全員揃ったようです。
皆、食事を終えたあと、イベントがスタート。
係の人からルールの説明
会話する→いいなと思った異性の名前を紙に書く→結果発表
という流れの説明がありました。
会話スタート
2人用の小さなテーブルが20脚並んでおり、対面にそれぞれ男性と女性が座ります。
お向かいの人とひとり5分ひたすら話をするのです。
このあたりは、日本の婚活パーティと同じですよ。
誰と何話したか忘れたとき
男性20人に自己紹介から話をするもので、だんだん誰と何の話をしたのかすら忘れていきます。
主催者から出席者の名前(ニックネーム)の一覧を書いた用紙を貰えるので、5分話し終えたら内容をメモします。
メモしてない人もいましたが、筆者はしました。
フィリピンの婚活パーティ【結果発表!やっぱりバラ】
20人全員と話をしたら、会話タイム終了です。
一番気に入った方の名前を紙に書く
男性女性ともに一番気に入った人の名前を紙に書きます。
いや、5分しか話してないもので正確にはもう少し話をしてみたいなという人の名前を書くが正直なところです。
名前を書けるのは1人だけです。
紙を書く用紙は黄色いポストイットみたいなやつでした。
紙を主催者にこっそり渡す
「John(ジョンさん:仮名)」とか書いたポストイットを主催者の人が回収に来てくれるので渡します。
主催者が集計する
主催者がポストイットの内容を集計します。
誰に票が何票入ったかを数えているわけですね。
発表!
結果は、男性20人中9人がポストイットに名前を書いた一番人気の女性と、男性の一番人気とがカップリングされましたー。
男性の一番人気に何票入ったのかは分かりませんが、筆者が票を入れた方ではありません。
「一番同士かよー。何だー面白くないなー」という顔を一瞬したのは筆者だけではありませんでした。
でも、よく考えてみれば、一番人気同士ってそりゃそうでしょうというところですよね。
カップリングされなかった女性もバラをもらえる
フィリピンの愛の花といえばバラですよ。もう。
女性は、男性から1票ごとに1輪バラがもらえます。
女性の一番人気の票が9票となぜ分かったかというと、もらったバラが9本だったからです。
9票以外の11票は他の19人の女性のいずれかにばら撒かれたわけですが、筆者、幸運にも1本バラをもらってしまいました。
あ、ていうかフィリピン人の中に1人だけいた日本人だから目立ったのでしょうね。
婚活パーティーはさておき、フィリピン人女性で気になる方がいる人は、バレンタインデーなどにバラの花束を!
まとめ
フィリピンの婚活パーティーはどのようなものだったか実体験を元に共有してきました!
それから数年後、筆者は日本国内での婚活パーティーで出会った伴侶と結婚しましたが、フィリピンの婚活パーティで良いなと思ったのはこんなことです。
日本の婚活パーティでは、興味がない方だとあからさまにつまらなそうな顔をする人というのがたまーにいらっしゃる印象だったのですが、フィリピンの婚活パーティでは皆平等にその場をまず楽しむという空気で、非常にフレンドリー!
婚活パーティではなくて普通のパーティとして楽しめましたよ。
数年後、日本国内での婚活パーティで出会った伴侶と結婚した筆者ですが、その様子はまた別の記事にしたいと思います。
(2020年1月9日更新:日本国内で参加した婚活パーティの様子を記事にしました。興味のある方は合わせてご参照いただけると嬉しいです。)
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