保育士試験を受験して知った「子育ての雑学」7つ

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子育てや育児のための制度や風習など、なぜその制度があるのかという点は気に留めたことがありませんでした。

でも、その制度や風習が生まれた背景というものはあります。

保育士試験を受験したら、そんな子育てにまつわる雑学・トリビアを知る機会になりました。

保育士試験問題から知る、子育て雑学を紹介します。

運動会で飾ってある国旗は指導されて飾っているもの

厚生労働省が保育所が守るべき指針として整備しているのが「保育所保育指針」です。

その中にこんな記載があります。

3歳以上児の保育に関するねらい及び内容


⑵ ねらい及び内容

ウ 環境

(ア) ねらい

イ) 内容


⑫ 保育所内外の行事において国旗に親しむ。

例えば、

運動会 = あちこちに国旗が飾ってある

というイメージがあります。

運動会などで各国の旗が飾ってありますが、あれは政府が国旗に親しむようにと指導しているためにディスプレイしているものなのですね。

運動会での飾り付けを、保育園や学校独自で判断してもよいのなら、飾るものは国旗じゃなくても良いわけですしね。

こども園・保育所・幼稚園の違い

平成27年度から幼保連携型認定こども園の制度がスタートしたため、現在、こども園・保育所・幼稚園が存在しています。

違いがわかりにくいですが、ぱっと見で分かりやすい図がこちら。

保育園・こども園・幼稚園

https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/3405/shinseido.html

  • 幼稚園は「学校」
  • 保育所は「児童福祉施設」
  • 認定こども園は「学校及び児童福祉施設」

です。

海外の教育制度を比べると面白い

保育士試験では海外の教育制度を問う問題もあったのですが、日本のものと比較することで、子供にはどんな環境を作ってあげるのがベストかという答え探しに役立つ気がしました。

フランス

図

https://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2004_6/france_01.html

フランスの義務教育は、6歳から16歳までの10年間。

日本より長めの義務教育。個人的には賛成です。

幼児教育は2歳から。

ドイツ

図

https://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2004_6/germany_01.html

幼稚園は満3歳からの子どもを受けれ入れる機関。

保育所は2歳以下の子どもを受け入れる機関。

年齢によって、保育所と幼稚園が分かれるのですね。

ブルネイ

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/world_school/01asia/infoC11500.html

ムスリムの学生は、第2学年から、午前は通常の授業、午後にイスラム教学校に通う。さらに5年次からアラビア語教育課程もあるとのことです。

宗教によって教育内容が異なるのですね。

昔の日本の教育制度

日本の教育制度も明治時代からのものが記録として残されており、現代のものと比較すると興味深いです。

明治6年(学制による制度)

第1図 明治6年(学制による制度)

https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1318188.htm

貧人小学・村落小学・女児小学などの言葉も並び、今では考えられません。

大正8年

第6図 大正8年

https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1318188.htm

幼稚園もでき、小学校は尋常小学校で一本化。

その先、中学校・高等小学校・高等女学校など、多数の道筋があり非常に複雑ですね。

昭和24年

第8図 昭和24年

https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1318188.htm

昭和になると現代と親しい形になっています。

養護学校が盲学校・聾学校のみとなっており、障害児教育施設の種類が不足していることが分かります。

保育所には保護者に対する子育て支援が求められている

保育園の側を通過するときに、先生たちが「こんにちは」と優しく声をかけてくださることがありませんか?

もちろん、先生方個人の優しさもありますが、厚生労働省「保育所保育指針」にはこう定められています。

保育及び子育てに関する知識や技術など、保育士等の専門性や、子どもが常に存在する環境など、保育所の特性を生かし、保護者が子どもの成長に気付き子育ての喜びを感じられるように努めること。

この保育所による保護者支援の項目は、平成20年度の「保育所保育指針」の改定で追加されたものであり、元々記載されていたものではありません。

このようなところからも、保育士の業務の負担は増え続けていることがよく分かりますね。

ルソーは教育論も書いている

フランスの哲学者・政治哲学者として有名な、ジャン=ジャック・ルソー。

ルソーと言えば「社会契約論」(1762年)というように、政治哲学者のルソーとして習った人も多いでしょう。

保育士試験においては、ルソーは、教育論「エミール」の著者として語られています。

「エミール」の中で、ルソーは「子どもは小さな大人」ではなく、「子どもは子どもであるという子どもの自主性を重んじる重要性を説いています。

保育士試験問題でルソーが登場すると、「どのルソー?」となるのです。

赤い羽根の共同募金の使い道を決めるのは行政

赤い羽根の共同募金は昔からありますが、この共同募金は「第1種社会福祉事業」でのみ行うことができます。

第1種社会福祉事業の経営主体になれるのは、原則、行政および社会福祉法人のみです。

よって、共同募金で集まったお金をどこで誰が使うのかを決められるのは、行政および社会福祉法人だけなのですね。

「その募金、本当に必要な人に行っているのか?」と思ってしまったのは、筆者だけではないはず。

まとめ

保育士試験を受験して知った、子育て雑学を紹介しました。

普段気にも留めなかった子供にまつわる仕組みや習慣には、背景があってそれらを知ることで、納得がいかないことでも、一旦受け止められる気がしましたよ。

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