共働きでも特別養子縁組できるが歓迎されているという訳ではないと感じる話

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特別養子縁組でお迎えした息子を養育中の筆者、ミミウサです。

特別養子縁組と仕事というテーマで体験談を書いてみたいと思います。

特別養子縁組は共働きでも可能

特別養子縁組は共働きでも全然可能です。

筆者家は、夫会社員、妻フリーランスです。

特別養子縁組では、お子様をお迎えしてから6ヶ月間は監護期間となり、「養親として問題がないか」を見極める期間となります。

筆者家の場合は、息子をお迎え後、我が家に入籍するまでかかった期間は1年3ヶ月ほどです。

特別養子縁組と仕事の関連では、平成 28 年 3 月に育児休業法が改正され、特別養子縁組成立前の子の監護期間が、育児休業給付の対象になりました。

参考:Ⅱ 育児休業制度 Ⅱ-1 育児休業の対象となる労働者

よって、会社員の場合、次のような流れであれば実子のように育児休業を取って職場復帰できます。

  1. お迎えするまえに会社に「特別養子縁組で子供を迎える予定」、「その際は、どうぞよろしく・・」とネゴっておく
  2. (大抵の場合)委託は突然決まるので、決まったら「来週子供がやってくるのでそこから休みます」と会社に伝える
  3. 育児休業取得&子育てに専念
  4. 休業明けに会社復帰&子供は保育園入園

・・・と、こんなことができる人は結構なレアケースなのではと個人的には思いますが、制度的には全然仕事を辞める必要はないですよ!という紹介でした。

共働きでも特別養子縁組できるがそう上手くいかないと感じる話

筆者の場合は、子供をお迎えする前は会社員をしていました。

特別養子縁組の委託を待っている間に、自主退職を促され半ばクビ状態で会社を辞職しています。

でも、このまま会社に残っていたとしても、筆者がいた会社では「来週子供がやってくるのでそこから休みます」が通じるとは到底思えない感じでした。

「その会社に長く勤務していて、人間関係が構築できていて、社員のプライベートを大切にしてくれる会社」というとてつもなく恵まれた条件がないと、実際は厳しいのかなと言う感想です。

「特別養子縁組で子供を迎える予定」と会社にネゴっておくといっても、委託がないかもしれないわけですし。

また、子供が保育園に入園する予定だと友人に話すと「え、保育園行くの?」と聞かれたことがあります。

確かに、「特別養子縁組して何故に保育園?」という気持ち、実は私本人もそのように思うことが多々あります。

いずれにしても、特別養子縁組もして、夫婦共々バリバリ仕事して・・とは、なかなか上手くいかないことも多いと感じますねえ。

共働きだからといって不利になることはない

ちなみに、共働きだからといって、裁判所の判断・保育園入園などの諸手続きで不利や不利益になることはありません。

ただ、民間の斡旋団体の場合、団体によっては「●年はできれば育児に専念してほしい」という団体もあります。

●年は、3年だったり1年だったり・・

専念してほしいと言わなくても、できればそうしてほしいと願っている団体も多いでしょう。

でも、委託をする側がそう願うのも、非常に理解できます。

監護期間は養親としての適性を見ているのに、保育園がないと何もできないのでは困ってしまいますよね。

筆者の場合は、会社を不本意ながら退職したのが、今思えば良いタイミングで、子供をお迎えしてからも育児に集中しつつ、かつ細々とフリーランスとして仕事もできています。

クビ状態で退職したときは辛いなあと思いましたが、特別養子縁組とは本当に縁で、然るべきときに必要なことが起こるようにできているのだなと実感します。

今日はあっちの公園、明日はあっちの公園・・冬でも外遊びするよ

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