
海外で生活することになりました。
必需品は何ですか?
海外で生活をはじめるとき、何を持っていったら良いのか迷いますね。
それまで一度も訪れたことすらなかった国への移住と転職を経験した筆者が、はじめての海外生活の必需品をお伝えします。
筆者の場合はフィリピンへ移住していますが、どこの国でも共通の必需品のみを紹介します。
”必需品と思ったが必須ではない物”と”リストアップしておくべき情報”も合わせてご紹介しますね。
海外生活の必需品「Wi-fiが使えるスマホorタブレット1台」
ネットへの接続手段であるスマホやタブレットは誰もが思いつく海外生活の必需品です。
まずは、Wi-fi用に1台あれば十分でしょう。
とりあえずWi-Fiにさえつながれば、現地空港に降り立ってすぐ空港のWi-Fiで情報収集できるからです。
Wi-Fi用なので新規に購入するのであれば中古品で十分です。
電話として使用するタブレットやスマホならSIMフリーのものでないと、現地のSIMカードが刺せないため、電話は現地で購入するのをおすすめします。
例えば、フィリピン用スマホでは、SIMカードは2枚刺しとなっているスマホが主流です。
2枚刺しのスマホ、日本ではあまり見ないですよね。
日本のように携帯キャリアが国内全地域をカバーしているとは限らないので、「A地域ではSMART(フィリピンの携帯キャリアのひとつ)がつながりやすい、B地域ではGlobeだ」というようにキャリアのSIMを切り替えて使うので、2枚刺しが便利なのですね。
このように、現地には現地で使いやすいスマホがあるので、現地仕様のものを購入したほうが使いやすいことが多いのです。
海外生活の必需品「ガイドブックや地図(紙の)」
現地に着いたら滞在場所に近いところから散策して、公共機関の乗り方やどこに何があるかなどに慣れていくわけですが、ネットがすぐに使えるとは限りません。
紙の地図やガイドブックはあった方がいいです。
海外生活の必需品「いつも飲んでいるおくすり特に漢方」
いつも飲んでいるおくすりだけは持参しましょう。
日本の薬はほぼ同じものが手に入るかと思いますが、少なくとも筆者の経験では、漢方薬は簡単には手に入らなかったです。
(中国への移住の方は別として)漢方薬を常に飲んでいらっしゃる方は持参しておいたほうが良いです。
海外生活の必需品”ではない物”「新品のパソコン」
海外生活に必需品というとパソコンがまっさきに思いつきますが、新品のパソコンは日本から持参しないほうが良いです。
慣れてきたら現地仕様のものを購入したほうが良いでしょう。
パソコンや内蔵バッテリーは世界対応で、仕様的には110V-240Vと書いてあります。
仕様的にはどこの国でも問題ないはずですよね。
しかし、あくまでも仕様上であって、実際電圧がかなり不安定な国も多いのです。
例えば、フィリピンでは供給する電気の電圧が”ゆらぐ”のです。
それを知らなかった私の新品パソコンは数ヶ月でご臨終しました。
フィリピンの電源コンセントは日本のものと形が同じなのです。
電圧値が異なります。
フィリピンの電源コンセント
電圧異なるのに、コンセントの形状が同じなので、日本の電化製品のプラグが刺せてしまうので非常に危険なのです。
パソコン側はフィリピンの電圧にも対応しているのだから、そのまま刺していいだろうと考え日本の新品パソコンをそのままフィリピンで使っていました。
日本のパソコンの電源ケーブルがフィリピンの電圧に耐えられなかったのが原因で破壊したようです!
盲点!
悲しすぎました。
海外で日本のパソコンや他の電化製品を使うときは、電源ケーブルの方の対応も確認しましょう!
海外生活の必需品「ネットの通信手段SIMカードなど」
通信機器とセットで、ネットへの通信手段となるSIMカードなどを準備しておく必要があります。
フィリピンの場合はですが、日本の携帯のように月極で携帯キャリアと契約する方法もあるのですが契約が異常にめんどくさいため、皆、プリペイドのSIMカードを使っています。
SIMカードなど現地ですぐに通信できる手段をひとつ確保しておくことをおすすめします。
カードは現地でも追加でいくらでも購入できるので、複数枚持っている必要はなく、ここで重要なのは「SIMカード・プリペイドカードの使い方を覚えておく」ことです。
フィリピンのプリペイドカードではスクラッチ方式でコインで銀色の部分を削り、出てきた番号をスマホに入力するとプリペイドの料金分だけ通信できます。
こういったカードの使い方を事前に知っておくと非常に安心できます。
海外生活の必需品”ではない物”「大量の化粧品」
女性の方ですと「現地で調達できる化粧品が肌に合わなかったらどうしよう」と心配になるでしょう。
最初の数週間分は持参したほうが良いですが、大量には持参する必要はないかと思います。
また、現地で流通している海外の化粧品メーカーはだいたい決まっていますので、どのメーカーの化粧品なら現地で調達しやすいかリサーチしていくと良いでしょう。
例えば、フィリピンでは米国系の化粧品メーカー(ポンズとかダヴとか)が多く流通しています。
日本のメーカーだと資生堂です。
例えばカナダだと”amazon.ca”を閲覧すれば、現地での売れ筋商品や流通しているメーカーがある程度わかります。
イタリアだと”amazon.it”です。
おまけ「海外生活開始前にリストアップしたほうが良いもの」
物や品物ではありませんが、海外生活に入る前に調べてリストアップしておいたほうが良い情報を共有します。
リストはスマホやクラウド上ではなく紙で出力して持参してくださいね。
- 日本大使館の住所や連絡先
パスポート紛失などあらゆるトラブル時にまず駆け込まなくてはなりません。
- カード会社や銀行の連絡先
クレジットカードや銀行のカードなども引越荷物として持参しますが、緊急連絡先を控えておきましょう。
- パスポートのコピー
パスポートなどIDのコピーを持参。駐在員として転職する方は会社の社員証も。
- 薬の英語名称(現地の言語での呼び名)
体調不良のときは薬を購入しなくてはなりませんが、「バファリンと同じ効果の薬はこの国では何ていうのだろう?」と調べる必要があります。
体調不良の状態で名称を調べるのはつらいですので、ありがちな薬は現地での名称を調べておきましょう。
- 海外引越し業者の連絡先
引越荷物や郵便物が確実に手元に届くという日本の感覚は捨て去りましょう。日本から送った海外引っ越し用荷物が到着しないまたは遅延することもあります。
引越し業者の連絡先を日本の事務所と現地の事務所両方、控えておきましょう。
- 現地でのゴミの捨て方(特に粗大ゴミ)
現地でのゴミ特に大型ゴミはどこに捨てたら良いかリサーチしておくと楽です。
引越荷物が現地に到着してから、ダンボールの箱や送ったものの実は備え付けてあった棚など、廃棄する必要があります。
私の場合、洋服を入れる大箱を引越荷物に入れたものの、洋服だんすが備え付けてあり、大箱の捨て方が分からず右往左往しました。
まとめ
海外生活の必需品を、”必需品と思ったが必須ではない物”と”リストアップしておくべき情報”もあわせてご紹介しました。
海外生活への不安もあるかと思いますが、引越荷物は思い切って少なくするのが正解です。
是非、充実した海外生活をはじめてくださいね。
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