ご訪問ありがとうございます。
書籍「Webサイト、これからどうなるの? キーワードから探るWeb制作の未来像」から学んだことをまとめたいと思います。
これからどうなるの? キーワードから探るWeb制作の未来像
本を読むのは良いのですが、その後自分なりに咀嚼していないと分かった気になっただけで、すぐ忘れちゃうんですよね。
ということで、まとめるかたちで整理させていただきました。
内容はこちらの本から参照しつつ、適宜編集させていただいたものになります。
SPA(Single Page Application)
SPA(Single Page Application)は単一ページで構成されるWebアプリケーション。
JavaScriptでDOMを操作してページを切り替えます。変更が必要なコンテンツ部分のみを読み込んでブラウザに描画することで、UXの向上や高速なページ遷移を実現しています。
PWA(Progressive Web Apps)
PWA(Progressive Web Apps)は、モバイルユーザーのUX向上を目的とするプロジェクトで、Webアプリケーションでネイティブアプリと同等のUXを提供するためのプロジェクト。
Service Worker
Service Workerはオフライン対応、バックグラウンド同期、プッシュ通知などネイティブアプリ特有の機能をWebブラウザでも実現できるようにする技術。
WebページからService WorkerをインストールするとWebページのバックグラウンドで動作する別のJavaScript環境が立ち上がります。
CMS
コンテンツをWebサイトとして表示するシステムとして利用されてきたCMS(Contents Management System)。
近年はコンテンツを、アプリやウェアラブルデバイス、VR、BOTなどさまざまなデバイスやフォーマットで表示する必要性が出てきています。このため、CMSを外部から実装できるようCMSへAPIが実装されつつあります。
スマートデバイスアプリ制作
iOSやAndroidなどそれぞれのプラットフォームが持つ開発言語やツールを使ってアプリを開発する手法が一般的でした。
OSごとに専用の環境で開発するのではなく、HTML/CSSとJavaScriptによるWebの技術でベースとなるアプリを作成し、それをiOSやAndroidのアプリに変換するスタイルフローも登場。延長線上にReact Native。
API
プログラムからアプリケーションを操作するためのインターフェース。企業が自社の持つデータなどをAPIとして提供し、外部の開発者がその機能やデータを利用。
APIを公開する企業にとっては、APIを配信することで掲載サイトからの流入を見込めたり、有料APIにし利益を得ることも可能。
アプリやWebサイト →→→ HTTPリクエスト →→→ サーバー
API
アプリやWebサイト ←←← HTTPレスポンス ←←← サーバー
サーバレスアーキテクチャ
従来はアプリを動かすためにはサーバーが必要でサーバーは常時稼働している必要があった。このサーバー管理をクラウドに任せて常時稼働を避けるという考え方。
FaaS(Function as a Service)と呼ばれる関数を任意で起動し実行するクラウドサービスが脚光を浴びている。AWS Lambdaでは開発者が書いたプログラムをLambdaへデプロイすると実行されます。
マーケティングオートメーション
マーケティング活動を自動化し効率化する仕組み。以下の流れで行われます。
- リードジェネレーション(見込み客の獲得)
- リードスコアリング(見込み客の選別)
- リードナーチャリング(見込み客の育成)
- 成約(顧客化)
現代は選択肢が多様化しているため、見込み客が商品の認知から具体的な行動を起こすまでの期間が長くなっています。
一方継続的なフォローを止めてしまうと見込み客の80%は競合他社の商品を購入すると言われています。マーケティングオートメーションによって獲得した顧客リストを長期に渡り管理することが可能となります。
Webとアプリは融合するか
Webアプリはブラウザを使ってユーザーとの接点を作りやすいのが特長。例えば、Googleなどの検索エンジンでたどり着く、SNS経由でたどり着くなど。
一方、ネイティブアプリは、ユーザビリティの高いネイティブアプリならではの機能が使える。例えば、AppleやGoogleのプラットフォームを使ってスムーズに課金できる、プッシュ通知を送信できるなど。
著者のおひとり池田拓司さんは「Webアプリとネイティブアプリは融合し始めているとも言える」と述べています。
1トピック5-6ページで整然とまとめられていますが、1トピックそれだけで1冊の本になる内容を凝縮しているので、非常に濃い内容です。
私は、本に線を引きながら読みました。
以上、「Webサイト、これからどうなるの? キーワードから探るWeb制作の未来像」のブックレビューをお届けしました。