コーポレートサイトはやっぱりまだまだWordPress使用が多いし、WordPressでの制作を体系的に勉強しておいたほうが良いだろうと考え書籍を購入して読んでみました。
同じように、WordPressのテンプレート開発は初心者ながらチャレンジしたい方も多いでしょう。
「WordPressのテンプレートの自作に興味があるが作るのははじめて」という方に是非おすすめしたい本でしたので紹介します。
WordPress開発初心者おすすめ本の中身
本書は超実践型で、読み進めつつ読み終わった頃には、
「コーポレートサイトが1つ完成、オリジナルプラグインも1つ完成、高速化完了」が終わっているという、達成感のある解説書でした。
制作は手を動かして学んでいくものだと常々思っているので、私としてはかなり気に入った解説書です。
新版と旧版の違い
現在の最新版はWordPress4.x対応ですが、私が実際読んだのはこちらの旧版の方で、WordPress3.3使用を前提に解説がされています。
サンプルの制作は2018年6月時点の最新版、WordPress 4.9.7の環境で行ったため、次のような点は、都度読み替えて対応が必要となりましたが、新版を読んでも旧版を読んでも、概ね演習には差し支えないかと思いました。
- プラグインは書籍に掲載のサイトからダウンロードして使うがバージョンが当然古い
→新規インストールから最新版をインストールし直し、使用することで解消
- 設定メニュー類が3.xから4.xで更新されている部分が多いため、当然本の解説とマッチしない
→メニュー類の遷移が大幅に更新されているが、設定内容自体は大差ないので、読み替えて理解
WordPress開発おすすめ本で作成できるもの
読了と同時に、こんな感じのショッピングモール開発会社のサイトが立ち上がり、SEO対策や高速化も対応されているよ、というものが完成します。
私は、Amazon AWS上でWordPressをインストール&テスト用インスタンス取得の環境で制作しました。
こちらは、私が教科書に沿って作成したWordPressベースのコーポレートサイトと、Chromeの速度測定画面です。
達成感が非常にあります!
演習は、WordPress化前のWebデザイン&HTML/CSSコーディングは完了している状態の素材を、書籍のオフィシャルサイトからダウンロードして、「以降のWordPress化の手順から行う」のが演習の目的となっています。
ダウンロードする素材は、WordPress化用にあらかじめ整然としたclass/id/構造で作成済みなので、実務ではこんなにきれいにはWordPress化は進まないよな、とは思いますが。
PHPのコード解説も掲載されていますが、PHPの本ではないのでさっくりとした解説です。
私、読了した書籍類は、家の中に溜まってしまう前にさっさとブックオフ持っていてしまうのですが、本書は手元においてWordPressの案件対応するときに辞書的に使うつもりです。
WordPressの教科書 もくじ
第1部 < 基礎編 >
- CHAPTER 1 まず表示させてみよう
- CHAPTER 2 基本サイトの構築
- CHAPTER 3 ユーザビリティ向上
第2部 < 発展編 >
- CHAPTER 4 SEO対策
- CHAPTER 5 コミュニケーション
- CHAPTER 6 アクセス解析
- CHAPTER 7 SSLによるセキュリティ
第3部 < 応用編 >
- CHAPTER 8 発展的な機能を使う
- CHAPTER 9 プラグインを作成する
- CHAPTER 10 ハイパフォーマンス化
おわりに
解説本は読んでいるだけだと頭に入っていない気がするので「作って覚える」系の解説書も良く購入しますが、だいたいの「作って覚える」系の書籍で完成するのは、実用のビジネスではまだまだ使えないよなあという成果物だったりします。
WordPressの教科書で完成したサイトは、「各拠点の担当者が各々独自のコラムを投稿する」といった実使用を想定したサイトとなっており、完成させたらかなり自信がつきました。
本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書 Ver.4.x対応版
WordPressでの開発を学びたい方におすすめしたい書籍です。