ライティングを生業のひとつとしている筆者です。
AIが文章を作成するAIライティング・リライトツールは気になるところです。
Articoolo Inc.社のAIライティングツール「Articoolo」をきちんと購入して試用しました。
AIが書く日本語の文章の質にフォーカスして、Articooloの使用感をレビューします。
AIで文章を作成する ライティングツール「Articoolo」
ライティング・リライトツール「Articoolo 」が、日本語にも対応しはじめたようです。
期待大でAIによる文章作成を試してみました。
「Articoolo」での日本語文章作成
まず、書きたい記事のキーワードとなる単語を入力します。
2~5語入力しろとありますがまずは「AI 文章 質」としてみましょう。
鉛筆ボタンをポチ。
日本語のみを使用して下さい。
キーワード「AI 文章 質」にアルファベットが入っていたのがまずかったのかなと思い、次のキーワードを入力。
「人工知能 文章 質」
日本語のみを使用して下さい。
・・・意味が分かりません。
次に試した「人工知能 文章」も同様、日本語ではないと怒られました。笑
そして、「AIの文章 質」は、日本語と認められたようで、キーワードチェックはOKとなりました。
キーワードチェックを通過したら、文章作成の[Create]ボタンが出てきます。
「AIの文章 質」は日本語と認められたものの、[Create]が押せません。
キーワードを短くして「AIの文章」にしました。
Your topic should include 2 to 5 words
キーワードが2-5文字じゃないと怒られました。
日本語一文字を1 wordとカウントするのですね。
「AIの文章」でも5文字のはずだけど・・
次に、「AIの 文章」なら大丈夫でした。
Createボタンを押します。
数分待ってねとのメッセージ。
さて、AIが書く文章の質はいかに?
「AIの文章」についてAIが書いた文章がこちら
「AIの 文章」というキーワードにて、「Articoolo」のAIが書いた文章がこちら。
改行だけ挿入しましたが、他は一切修正していない文章をそのまま掲載します。
コンテキストリンクの構築は、検索エンジンオプティマイザーで使用される手法の1つです。今日、いくつかの企業がこの点でサービスを提供しています。これらのリンクは、希望する検索エンジンを提供できるため、検索エンジンで生成された結果での配置を変更する上で非常に効果的です。
コンテキストリンクは重要ですが、リンクを取得するのに多少の時間を費やす必要があり、複雑なプロセスになる場合があります。簡単に言うと、コンテキストリンクは、コンテキストリンク構築サービスを提供する会社にWebサイトへのリンクを提供するだけで取得されます。場合によっては、企業は最適化するキーワードも要求します。キーワードを取得した後に送信される提案はほとんどなく、支払いを受け取った後、企業が管理するブログのネットワーク上でリンクが利用可能になります。
検索エンジンアルゴリズムに準拠するために一部の企業がnofollowタグを追加することを言及することは重要です。手頃な価格のSEOサービスを提供する会社からリンクを取得すると、いくつかの利点が得られますが、そのいくつかを以下に示します。
Oリンクの構築は、ランキングのコンテキストリンクを改善する方法として常に考慮されてきましたが、リンクの動作は異なります。それらに含まれる人間のタッチのため、それらは相互リンクよりもはるかに効果的になります。これらのリンクのもう1つの良い点は、それらが生涯にわたっていることです。 Oリンクブローカーの中には、月額料金を請求し、更新を中止した場合にリンクを削除するものがあります。コンテキストリンクの場合はそうではありません。企業が1回限りの料金を請求するだけで、それらを永久に販売しているからです。 Oページが別の場所に移動した場合、リンクも一緒にタグ付けされます。つまり、サイトまたはブログが存在する限り、リンクはアクティブなままです。 O検索アルゴリズムによって有料リンクとしてタグ付けされている場合、リンクの効果は大きく低下します。
有料リンクかどうかを判断することは文字通り不可能であるため、コンテキストリンクの場合はそうではありません。 O検索エンジンは関連するリンクを必要とし、コンテキストリンクは関連するアンカーテキストで配置されるため、検索エンジンにとってより使いやすくなります。 O彼らはあなたのビジネスの繁栄に貢献することができるクリックスルー率に素晴らしい影響を与えることができます。
AIが書く日本語の文章は使えない
「Articoolo」のAIが書いた上記の文章。
キーワードの中の「AI」も「文章」も全く出てきませんね。
内容もおかしなことが書いてありめちゃくちゃです。
これはちょっと詐欺レベルです。
まともな文章を書いてくれるキーワードがあるかもしれませんが、文章を書くたびにお金がかかるのでもったいないのでテストはここまで!
AIライティングツールが日本語に対応したのは、確かに画期的かもしれませんが、実用はまだまだ先になりそうです。
AIライティングツール「Articoolo」の値段
「Articoolo」の値段を一応紹介しておきます。支払いはクレジットカードかPayPalで大丈夫です。
Pay per use(記事数ごとの課金)
- 10 記事 : 19ドル
- 50 記事 : 75ドル
- 100 記事 : 99ドル
Subscribe and use(記事数上限ありの月額)
- 1ヶ月30記事まで:29ドル
- 1ヶ月100記事まで:49ドル
- 1ヶ月250記事まで:99ドル
月額プランは自動更新
今回筆者が購入したのは、1ヶ月30記事まで:29ドルのSubscribe(月額プラン)です。
月額プランだと自動更新の場合が多く、悪質なサービスだと自動更新のOFFボタンが分かりにくいところにあったりします。
「Articoolo」の場合は、自動更新のON/OFFボタンが、比較的わかりやすい位置にある点は良いと思いました。
まとめ「AIライティングツールは実用にはまだ遠い」
AIで文章を作成できるツール「Articoolo」の試用レビューでした。
正直、使ってみる前まではそろそろ実用に使えるのでは?と淡い期待を寄せていました。
AIによる文章は実用にはほど遠く、まだ使えないレベルという結論です。
現在のところでは、Just Right(校正支援ツール)の辞書をガンガン鍛えてライティングを楽にしつつ、人間が日本語を書くという方向は続きそうです。

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