特別養子縁組でも保育園は利用できる?OKだが受かるかは別問題

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特別養子縁組した子供を養育している筆者です。

委託を受けた当時はよく分からなかったけど、今はそういうことだったのかと分かることが多いです。

そんな中から「特別養子縁組でも保育園は利用できる?」の答えを、体験談と共に共有しようと思います。

特別養子縁組でも保育園は利用できるのか

「特別養子縁組でも保育園は利用できる?」の答えは、「YES、保活に成功すれば」になります。

「入籍前でも保育園は利用できる?」の答えも「Yes」です。

筆者の子供は、裁判確定前(子供入籍前)に保育園を申し込みし、1年強、待機児童となった後、認可保育園に入園しました。

保育園入園までの過程を紹介します。

入籍前に保育園に申し込みをすると

裁判確定前の入籍前に、ダメ元で保育園に申し込みをしました。

特別養子縁組でも保育園は利用できる?入籍前ではどうなる?

3号認定に認定はされました。

入籍前の場合は、認定証上の名前は「産みの親さん名字+養親が付けた名前」で通知が送られてきます。

保育園に入れたのか?

さて、ここからが問題です。

3号認定を得た後、保育園に入れる権利を得たのかといいますと・・

特別養子縁組でも保育園は利用できる?入れなかった

希望施設に空きがないことをはじめ、お申込み状況を鑑みた結果、利用に至りませんでした。

ダメだったー。

入籍前でも保育園は普通に申し込みできますが、落ちてしまいました。

でも、特別養子縁組だから保育園に落ちたわけでは、全くありません。

待機児童数が多い地域だからなのと、点数が足らなかったからです。

特に点数を上げるための取り組みはしていなかったので、普通に落ちるだろとは思っていました。

保育園に入園できる・落ちるは、特別養子縁組だからとか、入籍前だからとかは一切関係ありません。

認可外保育園や一時預かりも利用できる

認可園の保活に失敗した後、次に検討するのが認可外保育園の利用です。

認可外の保育園や一時預かりなどは、特別養子縁組だろうが、入籍前・後だろうが、普通に利用することができます。

でも、先生方にはきちんとお話しておくことを忘れずに。

特別養子縁組する場合の仕事

仕事をされている人の場合、特別養子縁組を考えるにあたり、保育園の前に、育児休暇は取れるのかと心配になりますね。

育児休業制度
Ⅱ-1 育児休業の対象となる労働者
(第2条、第5条第1項、第5項、第6条第1項)

この法律の「育児休業」とは、子を養育するためにする休業をいいます。労働者と法律上の親子関係がある「子」であれば、実子、養子を問いません。もちろん父親、母親のいずれでも育児休業をすることができます。
また、次の関係にある子についても、育児休業の対象となります。
① 特別養子縁組のための試験的な養育期間にある子を養育している場合
② 養子縁組里親に委託されている子を養育している場合
③ 当該労働者を養子縁組里親として委託することが適当と認められるにもかかわらず、実親等が反対したことにより、当該労働者を養育里親として委託された子を養育する場合

厚生労働省HPより

法律上は、特別養子縁組でも、またその試験養育期間中であっても育児休業を取得できます。

筆者の場合は、制度的に育児休業があると言っても、勤務先が受け入れるとは思わなかったため、委託待機期間中に会社を辞めています(その後自営業に)。

しかしながら、現在会社員をされている人は、できれば辞めずに、育児休業を取得して、仕事を維持できたほうが、後々良いのではないかと思いましたよ。

おわりに

特別養子縁組だと保育園はどうなるかの情報を共有させていただきました。

制度的には全く差がないものの、世間的には「特別養子縁組で保育園を利用するのは変」という考え方もあるのは事実と感じます。

実際友人に「ん?保育園申し込むの?」と聞かれたことがあります。

友人だったので「申し込んだらダメなのかー」と返しましたが、確かに「なぜに保育園?」と思ってしまった気持ちも分かります。

葉っぱが落ちていると拾わずにいられない

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